民医連について①
民医連をご存知でしょうか?
医学生の皆さまは単語は聞いたことあるけど・・・、もしくはインターネットで断片的な情報で「へ~そうなんだ」というところがほとんどかと思います。
ですので、このブログを通じて民医連とは何ぞや?ということをお伝えできればと思います。
私たちわたり病院は「全日本民主医療機関連合会」、略して「民医連」に加入しています。
民医連は1953年に結成されました。
以下の文章はその結成大会の当時の会長挨拶です。
「私たちは、新しい医療、その患者、患者の生活全体として診ること、医療活動の型を創造しているのだと私は確信しております。病める肺、病める腎臓だけを診るのではなくて病める患部を医師、看護婦、事務、診療所全体の力が患者とその家族、否、もっと多くの同じように生活とたたかっている人達と力を合わせ、その合作した力で一人の患者を治療し、健康と、健康がささえられる生活を守ろうとしているのです・・・。」
つまり、病気だけでなく、その人自身を診る。そして医師だけでなく、
看護師やメディカルスタッフ、もっと視野を大きくして地域の住民と共に協力して医療を作っていこう。
民医連の源流はこの言葉に詰まっております。この言葉に共感している医療従事者が集まった団体が「民医連」です。
たとえば、民医連の医療に賛同している先生には「町づくり」も重要だよね、という考えをよく持っていたりします。
医学生の皆さまは、「町づくり」が医療にどう影響するか考えたことありますか?
誰もが暮らしやすい街のデザインとは?もし、それが実現できたら、どのような医療が生み出されるのだろう?
参考にこんなイベントがあったりしますよ。
https://korekara-pj.net/oioioiten/
民医連に興味が少しでも出てきたら、調べてみてくださいね。