ホーム > 初期研修プログラム
このプログラムは、卒業直後の医師が、将来進む分野に関わらず身につけるべき基本的な臨床能力を習得するとともに、総合診療と家庭医療学のエッセンスを取り入れ、地域に暮らす人々の医療要求に応えながら診療を行い、各分野のプライマリ・ケアを身に付けることを目的としています。
また中小病院ゆえの不足を補うための”病院群プログラム”となっており、総合性と専門性のバランスに配慮し、2年間のうち約4割と少なくない期間を急性期および専門医療に特化した協力型病院で研修を行います。知識や技術の獲得だけでなく、異なる病院文化を学び、地域医療がどのような病院間連携で守られているのか、それぞれの医療機関がどのような地域のニーズに応えながら役割を果たしているのか、今日的課題を含めた視点を養ってほしいと考えます。
さらに次のステップには、人口減少と多疾病併存社会に向けた医師の育成を使命とし、専門研修では総合診療のプログラムを有しています。よりよい医療と社会を希求しながら、地域の健康問題にアタックし、専門医療とのハブになれる能力を身に付けることを見据えています。
研修施設一覧です。病院名クリックで、各施設のホームページに移動します。
渡部 朋幸(医療生協わたり病院 副院長 内科・循環器科)
医療生協わたり病院群 臨床研修プログラム
私たちの研修教育におけるユニークポイントを紹介し、その意義や面白さを提案します。
※1 2022修了者実績。1単位=日中半日の外来診療、2~3時間。
※2 Social Determinants of Health「健康の社会的決定要因」、社会構造・環境と健康・疾病との関連性を示した概念。
● 一般外来研修は内科・小児科・地域医療研修ローテート時に並行研修にて4週間以上行います
● ローテーションの順番等に一定の制限有り (詳細は、研修プログラムを参照のうえご確認ください)
当院は(NPO)卒後臨床研修評価機構の認定病院です。
より安全で質の高い臨床研修の実施に努め、医師教育を通じた地域社会への貢献を目指します。
認定期間:2023年3月1日~2025年2月28日
より地域で信頼される病院を目指し、継続的な医療の質の向上に取り組みます。
主たる機能:一般病院1
副たる機能:リハビリテーション病院、緩和ケア病院
認定期間:2020年6月20日~2025年6月19日
当院は福島県の修学資金貸与条例における指定臨床研修病院です。
・福島県緊急医師確保修学資金
・ 〃 へき地医療等医師確保修学資金
・ 〃 地域医療医師確保修学資金
・ 〃 周産期医療医師確保修学資金
医師法第16条に基づき、年次報告の一部について公表いたします☆☆☆
~クリックでPDFが展開 します~
臨床研修修了後は、面談等を実施のうえ、引き続き当院での勤務が可能です。
過去の研修修了者の進路状況を公表いたします。
● 医療生協わたり病院 専門研修プログラムはこちらから
● 福島県立医科大学
● 東京ベイ・浦安市川医療センター
● 坂総合病院
● 星総合病院
● 只見町国民健康保険朝日診療所
当院では2009年1月にJCEPによる第3者評価を受審し、同年3月に福島県では初の認定となりました。当院の臨床研修体制は、「各々の指導医をはじめとして病院全体で研修医を育てる確たる気風があります。このことは他の施設の模範となるものです。また、研修医も貴院の病院理念に共感し、チーム医療・地域医療を学べることを主たる志望理由としていて、彼らの満足度も高いように思われます。」との評価を頂きました。
過去に指摘された点は真摯に対応し、その後も着実に認定更新に取り組んできました。更に充実した臨床研修が提供できるよう励んでいきます。
– 直近の認定情報(2023年3月「4年認定」)-
● 評価の内訳 全88項目
「適 切」84.7%
「要検討」14.1%
「要改善」1.2%
● 主な寸評
・急性期のみならず、回復期や緩和ケアが提供されている
・患者やその家族の生活や社会的側面を含めて、言わば全人的に医療が提供され、その方針が研修医育成に活かされている
・研修医の満足度が高い
・患者相談窓口の整備が必要である
・研修医のインシデントレポート作成を促進すること
・CPCの開催数が少ない